土佐堀通りにロボット関連企業6社が入居する「ロボビル」-ロボカフェも

1階ロボカフェの店内。写真手前:音楽に合わせてダンスする「miuro」、写真中央:逃げ回る目覚まし時計「ナンダクロッキー アラームクロック」

1階ロボカフェの店内。写真手前:音楽に合わせてダンスする「miuro」、写真中央:逃げ回る目覚まし時計「ナンダクロッキー アラームクロック」

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 大阪駅北地区(通称、北ヤード)に2011年に予定されているロボット研究開発拠点「ロボシティコア」の誕生に先立って、西区江戸堀1丁目に10月10日、「ロボビル」がオープンした。

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 同ビルは、ロボットの販売やイベント事業を手がけるジャイロウォークが賃借しているビルに、ロボットの設計・製作・販売・修理を手がけるシステクアカザワ(大阪市福島区)の赤澤洋平社長が「ロボシティコア」のオープンを待ちきれず、入居企業を取りまとめて入居しオープンしたもの。「ロボットは中小企業1社の技術では実現できない。新しいものを作るために機能的で動きやすいビルを目指している」(赤澤さん)という。

 同ビルには、ロボットの海外マーケティングや、海外へのロボット販売の仲介をするキーテック、二足歩行ロボット「PLEN」の開発・製造を手がける創和、設計・開発・マーケティング・コンサル業の知能技術、イベント企画・プロモーション業のエル・ディ・エルと、ジャイロウォーク、システクアカザワの6社が入居。分野の異なる企業を集めることで、新しいロボットの開発・実現を目指す。

 1階は、2年前にジャイロウォークがオープンした「ロボカフェ」が、1年の休業を経てリニューアルオープン。ロボットキットや書籍、DVD、ハイテクロボットからブリキロボットまでロボット関連グッズ約500点を展示・販売している。マサチューセッツ工科大学の学生だったガウリ・ナンダさんが考案し、アラームが作動すると部屋の中を逃げ回る目覚まし時計「ナンダクロッキー アラームクロック」(8,400円)や、ipodを装着し、高音質再生しながら音楽に合わせてダンスをする「miuro(ミューロ)」など、女性にも受け入れられやすい商品も多く取り扱う。現在の主な客層は20代~40代の専門学校生、ビジネスマン、OL。ロボカフェで購入した商品の不具合やメンテナンスは、システクアカザワが経営するロボットの病院「ロボクリニック」がサポートする。

 地下1階にはフリースペースを設け、ロボット作りに必要な人材の育成を目的としたロボットの作り方教室などの開催を予定するほか、「ロボット関係者が情報交換や交流をする場にもなってほしい」とも。

 ロボカフェの営業時間は11時~19時。土曜・日曜・祝日定休。

システクアカザワROBOCAFE

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