航空業界を描く舞台-かぶり物劇団「ギンギラ太陽’s」関西初公演へ

「YS-11のかぶり物をかぶって登場した、ギンギラ太陽's団主宰の大塚ムネトさん

「YS-11のかぶり物をかぶって登場した、ギンギラ太陽's団主宰の大塚ムネトさん

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 福岡で人気のかぶり物劇団「ギンギラ太陽’s」の大阪・神戸公演に先立ち8月18日、朝日放送本社(大阪市福島区)で記者会見が行われた。大阪公演の会場はABCホール(福島1、TEL 06-6451-6573)。

雁ノ巣飛行場を擬人化したキャラクター「雁ノ巣さん」

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 演目は、現在の航空業界と戦後の空をめぐる物語を描いた「翼をくださいっ!さらばYS-11」。新規参入した「スカイマーク」を主人公に、引退した国産飛行機「YS-11」や廃止された日本初の国際空港「雁ノ巣飛行場」などが登場。擬人化した約60のキャラクターを、14人の役者がかぶり物や衣装を変えながら演じる。

 同劇団は1997年から大塚ムネトさんが主宰し現在の形態で活動を開始した。地元密着にこだわり、福岡の中心地・天神に竣工した西鉄ホールに地元劇団としては最初に出演し約2,000人を動員。2005年に東京・渋谷パルコ劇場での初めての地方公演では、4ステージのチケットが完売した。

 会見に「YS-11」のかぶり物姿で登場した大塚さんは、劇団の代表作ともいえる同作品について「笑って泣ける物語。2000年の初演当時とは異なる時代背景なども踏まえ、エンディングも変化させている」と話す。

 今回の公演について、大塚さんは「航空業界の人々の生き様や空に懸ける思いは、地域を越えて受け止めてもらえると思う」と話す。「自分が住んでいるまちにどんな物語があるのか考えてもらうきっかけになれば」とも。

 開演前には客席で「西鉄バス」のかぶり物をかぶった役者らとの記念撮影会も予定している。「ぜひカメラを持って来てください」(大塚さん)。

 大阪公演は10月9日=19時~、10日=13時~、17時~。料金は5,000円(前売り・当日とも)。問い合わせはABCホール(TEL 06-6451-6573)まで。

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