梅田のブルク7(大阪市北区梅田1 イーマビル内、TEL 06-4795-7602)で8月18日、映画「ぼくとママの黄色い自転車」の試写会が行われ、主演の武井証さん、阿部サダヲさんが舞台あいさつで登壇した。
作品は「子ぎつねヘレン」の河野圭太監督の最新作で、原作は新堂冬樹さんのベストセラー「僕の行く道」。父(阿部サダヲさん)と二人暮しの小学3年生沖田大志(武井証さん)が、パリに住んでいるはずの母(鈴木京香さん)が実は瀬戸内海の小豆島にいることを知り、愛犬のアンを連れ母がくれた黄色い自転車に乗り、500キロ離れた小豆島に一人で向かうロードムービー。少年の冒険を通じて、親子のきずなと愛情、道中で出会った人との心のふれあいを描いた感動作。主題歌「抱きしめて」は、さだまさしさんがこの映画のために書き下ろした。
「大阪は初めてで緊張しています」とあいさつした武井さんは「小豆島は暑くて、暑さに耐えるのを頑張ろうと思った」「小豆島のエンジェルロードがとてもきれいで、また行ってみたい」と撮影を振り返り、阿部さんは「(自身が)ハイテンションなイメージがあると思うので、新しい一面を見ていただけるのでは」と話した。
武井さんは「家族はとても大切なものだと思って、身近な人に優しくしてほしい」と話し、最後は「心温まる映画になっているので、ティッシュやハンカチをひざに置いて見てください」とも。「(舞台あいさつが)これ以上に緊張することはない」と話していた阿部さんは「たくさんの人に見ていただきたい。夏休みが終わってから新学期に『面白かった』と言ってもらえる作品だと思う」とPRした。
舞台あいさつ終了後の取材でも、阿部さんは「(武井さんは)すごい俳優さんだと思った。年下でこんなにしっかりしている人…子役と言えないような俳優さんが出てきていると驚きました」と圧倒された様子。対して武井さんは「俳優さんやスタッフさんにまた会ってみたいと思われる俳優さんになりたいです」などとしっかりコメントしていた。
同作品は今月22日より梅田ブルク7ほか全国で公開。