関西各地で6月20日･21日、プロ･アマを問わない演奏家のライブ･コンサートを無料で楽しめるイベント「音楽の祭日」が開催される。梅田エリア内の協力会場はヒルトン大阪（大阪市北区1）と阪急三番街（北区芝田1）の2会場。

　「音楽の祭日」は、1981年にフランスで始まった「Fete de la Musique」を原型とし、日本では2002年に大阪で初めて開催された。過去7年間で開催したコンサートは延べ276、参加した音楽家は延べ約4千人で、聴衆数は約7万9千人（事務局推計）を数える。現在はフランス･パリをはじめとし世界約140カ国で、夏至の日に開催されている。

　関西では大阪、神戸など8市2郡の博物館やホテル、商業施設など約30会場で開催。国立民族学博物館（吹田市）では、アジアを中心とした音楽と舞踊の紹介など国際的文化交流も行う。

　ヒルトン大阪では、2階ロビーと7階アクア･ゴールドチャペル（約80人収容）を使い、20日＝オーボエ･アンサンブル「Viva☆枚フィル」、21日＝クラリネット･アンサンブル「ロン･ポルタイユ」、喜多ちひろ弦楽カルテットの演奏など各日3プログラムを予定している。

　同ホテル広報担当者は「奏者にとっても演奏できる場が広がり喜んでもらえている様子」と話す。　

開催時間は会場により異なる。入場無料。