梅田イーマで「宇野亜喜良展」-会場は1960~70年代の書斎をイメージ

1960~70年代の書斎をイメージし、アンティーク家具を配した会場

1960~70年代の書斎をイメージし、アンティーク家具を配した会場

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 梅田の商業施設「E~ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1、TEL 06-4796-6377)1階の多目的ギャラリースペース「ディーバ」で5月31日より、「宇野亜喜良展 L’amour〈ラ・ムール 恋愛〉 ~’60
-‘70年代、そして今~」が開催されている。

会場で展示する1960~70代のポスター

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 宇野亜喜良さんは、ペンなどによって描写されたインパクトがありかつ繊細な人物画が特徴とされる日本を代表するイラストレーター。1956年日宣美展特選、1982年講談社出版文化賞さしえ賞、1992年赤い鳥挿絵賞、1999年に紫綬褒章などを受賞。イラストレーターのほか、キュレーターや舞台美術、監督など多方面で活躍し、幅広い年代から支持されている。

 会場は、アンティーク家具を取り扱う「ANTIKAとモダン」の協力で、1960~70年代の書斎をイメージしたテーブルやソファなどを配置し、書籍などをゆっくりと見ることができるようにした。展示は3部構成で、メーンは2006年発行の詩画集「恋愛 L’amour」(2,520円)から選んだ8枚のパネル。恋愛をテーマにした官能的な作品で宇野さんの世界を紹介する。

 最新の絵本「少女からの手紙」(1,680円)からは6枚のパネルを展示。作品はすべて絵葉書の体裁をとっており、かわいらしい女性が描かれている。また「恋愛 L’amour」「少女からの手紙」の中から原画数点も展示している。そのほか、1960~70年代に制作された演劇や書籍などのポスターを紹介。寺山修司氏主宰の劇団天井桟敷の「星の王子さま」や、同氏詩集「愛さないの 愛せないの」などのポスターを展示している。

 期間中、地下2階「bookmark bibliotheque」では、書籍やTシャツ(3,500円~)、カップ&ソーサー(5,250円)、バッグ(7,140円)などの関連商品を販売。初日から20代の女性を中心に売れ行きは好調だという。

 営業時間は11時~21時。入場無料。今月21日まで。原画は「ギャラリー メゾンダール」(西区靭本町、TEL 06-6449-7773)で販売している。

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