隠されたアイテムや暗号を集めながら謎を解き明かし脱出する参加型のゲームイベント「HEP HALLからの脱出3」が4月15日~19日、HEP HALL(大阪市北区角田町 HEP FIVE8階、TEL 06-6366-3636)で開催される。
ウェブ上で操作し密室から脱出するオンラインゲーム(通称=脱出ゲーム)を実際に同ホールの空間を最大限に利用し再現したもので、昨年6月に1回目、12月に2回目を開催。第2回では計420人の参加者のうち330人が制限時間内に「脱出成功」した。
「1回目、2回目ともにチケット完売後にも問い合わせが多くあった。できるだけ多くの人に参加してもらえるように」(同ホールプロデューサーの星川大輔さん)と、5日間で計20公演に増やした。
企画・製作を同ホールと京都の編集プロダクション・SCRAPが手がけ、製作協力には前回に引き続き京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画、ゲームソフトやツール開発を手掛けるインテリジェントシステムズ、京都のデザイン事務所・Marble.coが加わる。
仕掛け作りに参加しているSCRAPの加藤隆生さんは「すべて実際の空間になくてはならないもので謎を構成するため、安全性や持続性に気をつかって考えるのが難しい」という半面、「子どものころから『こんなものがあったらいいなあ』と思っていたことを形にしているので楽しくてしょうがない」と話す。
今回のコンセプトは「チーム」。「50人の中にいくつもチームを作り競いながら脱出を目指すので個人の力が大切になる。参加者それぞれの謎解きの時間や回数が増えるのでは?今回もかなりびっくりする仕掛けを用意したのでお楽しみに」(加藤さん)。
1日4回公演。定員は各回50人。チケットは3月7日から発売。料金は、前売り・当日とも2,000円。(初日の初回公演のみデバッグ公演として500円)。チケットぴあのほか、同ホール電話予約(11時~20時)で販売する。