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西梅田でキャンドルイベント 2万3000個の光で夜の街彩る

キャンドル・ジュンさんによるインスタレーション

キャンドル・ジュンさんによるインスタレーション

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 大阪・西梅田の街一帯をキャンドルの明かりで彩るイベント「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」が12月3日、開催された。

西梅田公園に色とりどりのキャンドルが並ぶ

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 2003(平成15)年から夏至と冬至の年2回開催していた「100万人のキャンドルナイト」を前身とする同イベント。昨年6月からイベント名を変え、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんがイベント全体統括とプロデュースを務めている。西梅田のヒルトンプラザ(大阪市北区梅田1)から西梅田公園までの約1キロの沿道に、約2万3000個のキャンドルを使った作品を展示。20時~21時の1時間にわたり、会場周辺施設のキャンドル以外の照明を一斉に消灯する「ライトオフ」も行った。

 西梅田公園では、高さや色の異なるキャンドルを円形状に並べたキャンドル・ジュンさんのインスタレーション作品を展開。カップルや家族連れなどが訪れ、写真や動画を撮ったり、色とりどりのペンでメッセージを記した白い円柱状のキャンドルホルダーを並べたりして楽しんだ。

 沿道には、アーティストや学生、一般参加者によるキャンドル作品34点が並んだ。大阪樟蔭女子大学の学生は「わ」をテーマに、段ボールで作った鳥居と太鼓橋のモニュメントを囲うように60個以上のキャンドルを並べた作品を展示。チームリーダーで国文学科2年の竹嶋彩花さんは「廃棄する化粧品を使ったエコキャンドルも組み込んでいる。外国人観光客に『いいね』と言ってもらったり、カップルが写真を撮ってくれたりと、いろんな人に作品を楽しんでもらえてうれしい」と笑顔を見せる。前回から開催している「キャンドル回廊アワード」では、植物の葉をあしらったボタニカルキャンドルや白や緑の植物で彩ったシーンキャンドルさんの作品「生命の美」がグランプリを受賞した。

 ハービスPLAZA(梅田2)地下1階「ハービス広場」では、絵やメッセージを描いた白い紙袋をキャンドルでともす「西梅行燈(あんどん)」を展示。今回は、西梅田周辺の学校に通う子どもやコミュニティーFM「ウメダFM Be Happy!789」のスタッフらが描いたもののほか、「どんな能登でも大好き」「一日でも早くなおるようにみんなでがんばろう」など地震や豪雨被害を受けた石川・輪島の人々による作品など、100を超えるあんどんを並べた。

 キャンドル・ジュンさんは「西梅田でのキャンドルイベントは今年で20年目。これほど長く続いているキャンドルイベントは、国内でも他にはない。周辺のホテルや企業、学校などと今後も協力していき、より長く、より多くの人に訪れてもらえるイベントにしていきたい」と話す。

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