焼き菓子店「Mukashin(ムカシン)」が10月15日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)地下1階にオープンした。
1892(明治25)年創業の向新(泉佐野市)が、同社の看板商品「こがしバターケーキ」を販売する新業態。大阪・泉州地域と和歌山に和洋菓子店「むか新」を20店舗展開する同社の大阪市内への出店は初めて。
2002(平成14)年に販売を開始した同商品は銅釜で凝縮させたバターの風味が特徴で、130種類以上ある同社の商品の中で最も人気が高いという。大阪の主要駅や空港の土産店でも販売している。
商品ラインアップは、「こがしバターケーキ」(4個、641円~)、「こがしバターサブレ」(3枚、291円~)など。同店限定商品として、トラ柄の箱に入れた詰め合わせセット(こがしバターケーキ3個、こがしバターサブレ3枚、801円)、フランス産の発酵バターとゲランドの塩を使った「ミニガレット」(1,080円)を用意する。出店に合わせ、新デザインの紙袋を導入する。
向新の向井新将社長は「梅田への出店はチャレンジだったが、想定の1.5倍の売れ行きで驚いている。大阪北部の人にこがしバターケーキを知ってもらいたい」と話す。
営業時間は10時~20時。