
「英国フェア2025」が10月8日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階で始まった。
1970(昭和45)年に初開催し、今回で58回目となる同イベント。前半(10月13日まで)は「カントリーサイド」、後半(15日~20日)は「アフタヌーンティーマーケット」とテーマを分け、フードやスイーツ、紅茶、雑貨などを販売。催場と祝祭広場の2会場で行う。祝祭広場はイングランド中央の地域・コッツウォルズの伝統的な家屋をイメージした装飾を施す。前後半合わせて約100店が出店する。
前半はコッツウォルズや湖水地方など、同国のカントリーサイドに焦点を当てる。甘いソースを
かけて食べるプリン「スティッキートフィープディング」(1,080円)や英国のフィッシュ&チップスアワードを受賞した「ヤム・ロード・フィッシュ・アンド・チップス」のフィッシュアンドチップス(1,890円~)などを用意。毎回人気のスコーンは、コッツウォルズのラベンダーを使う「コッツウォルド・ラベンダーファーム」や開店直後から約40人が行列を作った五つ星ホテルの「ザ リッツ ロンドン」などが出店。このほか、登山ガイドとしても活躍するイラストレーター、ケイト・サットンさんやボビンレース作家、ジェーン・ライトさんらアーティストによる実演も行う。
後半は、アフタヌーンティーに焦点を当てる。イチゴのピューレとミルクを加えたアレンジティーを販売する「ウェルシュ・ブリュー」や、ロンドンのチョコレート店「シャルボネル・エ・ウォーカー」、「チップトリー」のジャムを使う焼き菓子の提供する「チップトリー・ティールーム」などが出店。このほか猫のイラストが特徴のティーウエアを扱う「アレックス・クラーク」、伝統的なタータン柄のティーアイテムをそろえる「ストリート・ロンドン」などが出店する。
紅茶は前半、後半合わせて約25ブランドが出店。200年の歴史を持つ老舗ティーハウス「ファーラーズ」やオーガニックのフレーバーティーをそろえる「ジョーズ・ティー」などがそろう。このほか、10を超えるウイスキーの試飲、販売を行う「ブリティッシュ・バー」やクリームティーセット(1人前、2500円)を提供する「ティ・フント・イル・ボント ティールーム」などが出店する。
阪急うめだ本店同フェア担当者の安本奈央さんは「期間中何度も楽しんでもらおうと初めて前後半でテーマを分けて開催する。現地のスタッフとの交流も楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は10時~20時(13日は19時まで、最終日は17時まで)。今月20日まで(14日は終日閉場)。