
平成時代に流行した物を展示・販売する「平成ときめき展」が6月13日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3)13階の特設会場で始まった。
入社6年以内の部署が異なる同店の若手社員6人が企画・運営する同イベント。メンバーの一人で販売企画担当の山本有里さんは「自分たちと同世代が百貨店を訪れるきっかけを作りたいと昨年6月から取り組んできた」と振り返る。「上長に提案する際に、当時流行していたキャラクターが伝わらなかったり、『本当に平成って懐かしいの』と疑問を持たれたりと世代間のギャップがあり説得するのに苦労した」とも。
会場には、ポケベルや携帯電話などの通信機器、ルーズソックスやプリクラ帳などのファッショングッズ、音楽プレーヤーやカラオケの歌本など音楽にまつわるグッズなど500点以上を展示。平成文化研究家として活動する山下メロさんは当時の若者の部屋を再現する。山下さんは「30代から40代の人は、中学の同級生と来場してもらうと懐かしいと話が尽きないのでは。ネットで何でも見られる時代だからこそ、現物を見る体験型展示を重視した」と話す。
物販エリア「平成ときめきマーケット」には、「しずくちゃん」「たれぱんだ」「アフロ犬」「ナルミヤキャラクターズ」など平成時代に人気を集めた約10キャラクターのグッズ1000種類以上を用意する。
開催時間は10時~20時。中学生以上は入場料600円が必要(物販エリアへの入場は無料)。今月29日まで。