結成60周年を記念した「ザ・ドリフターズ展~発掘!5人の笑いと秘宝たち~」が10月30日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)8階で始まった。
東京・上野を皮切りに、新潟や大阪に巡回する同展。いかりや長介さんをリーダーに1964(昭和39)年、ザ・ドリフターズを結成。メンバーの脱退、加入や他界を経ながら現在も活動を続け、今年、結成60周年を迎えた。音楽バンドとして活動した初期の「バンド紀」から始まり、「8時ダョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などのテレビ番組で人気を集めた「お笑い紀」、メンバー個人の活動を中心に紹介する「永遠紀」の3部構成で60年間の笑いの軌跡を紹介する。
会場では、コント道具やEPレコード、映画ポスター、当時販売されたグッズなど約250点を展示する。目玉は、加藤茶さんがおじいさんの扮装(ふんそう)で身に付けた初代の「ハゲかつら」やギャグ「加トちゃんペッ!」の右手のポーズを本人から型取って作った「ペ像」。特殊メークを施した等身大の志村けんさんと撮影セットを再現した「バカ殿様ほぼ実寸リアル像」やスマートフォンでQRコードを読み込むといかりやさん、仲本工事さん、高木ブーさんが出演するコント「雷様」のセットに入ったかのように撮影できるフォトスポットも設置する。
グッズショップ「どりふ商店」では300種類以上の商品を販売する。「ペヤングソースやきそば」とコラボした「加トちゃんペ!!ヤング」(3,500円)やコントで登場するたらいのフィギュアが付いた「たらいキーホルダー」(2,000円)、メンバー5人のフィギュア(各4,180円)などの約6割は同展オリジナル商品をそろえる。
初日のオープニングセレモニーには加藤さんが来場し、「高木ブーさんも一緒に来る予定だったが足の具合が悪く、僕一人になってしまったが、頑張ります」とあいさつ。加藤さんは、オープンと同時に詰めかけたファンに記念の名刺を渡し、握手や会話をするなど交流した。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般・大学生=1,200円、中高生=800円、小学生以下無料(要保護者同伴)。11月11日まで。