2025年の大阪・関西万博会場で来場者を案内する「ゲストサービスアテンダント」の辞令交付式が10月15日、「グランキューブ大阪」(大阪市北区中之島5)で行われた。
「ゲストサービスアテンダント」は、開催1年前の4月13日から募集を始め、6月末の締め切りまで国内外から1万6828人の応募があった。面接などの選考プロセスを経て18歳~66歳の約1000人が内定した。勤務形態は週5日フルタイムで働く「コアクルー」と週1日から勤務可能な「サポートクルー」の2種類で、時給は1,850円。万博会場内の案内所や忘れ物センター、エントランスなどで来場者の対応を行う。
800人以上の内定者が出席したセレモニーは、同万博を運営する日本国際博覧会協会から来場者サービス業務を受託したTSP太陽が主催となり、アクティオ、ヒト・コミュニケーションズ、TOPPANの事業者と合同で開催。TSP太陽の池沢嘉悟社長は「万博に訪れる多くの皆さまへのサービスと温かいおもてなしを期待している」と呼びかけた。内定者を代表して8人が登壇し、辞令書を受け取った。同万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も応援に駆け付けた。
「コアクルー」として勤務する林実倫さんは「自分の生まれ育った大阪で万博が開催されるなら少しでも関わりたいと思い、応募した。世界中のみなさんに『大阪っていいところだな』『また来たいな』と思ってもらえるおもてなしができるよう研修に励みたい」と話す。