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梅田で「こども起業塾」 小中高生40人が起業を疑似体験、町の未来像考える

投資家役のスタッフにピッチする様子

投資家役のスタッフにピッチする様子

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 小中高生向けイベント「こども起業塾」が8月6日、阪急大阪梅田駅直結のイベントスペース「NORIBA 10 umeda(ノリバテンウメダ)」(大阪市北区芝田1)で開催された。

市場調査をする様子

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 主催は、米・シリコンバレー発祥の起業家精神育成プログラム「Bizworld(ビズワールド)」と提携した「こども起業塾」を開講する「類設計室」(淀川区)。通常、6カ月で12回の講座を開くが、今回は体験会として開催し、小学4年生~高校3年生の40人が参加した。

 参加者は、「起業家とは」「会社設立に必要なお金」などビジネスについての講義を受講した後、グループワークに取り組んだ。5~6人1組のグループ内で互いに面接を行い、社長、財務、デザイン、セールスなどの役職に分担。会社の設立、帳簿記入、市場調査などそれぞれの役割を行い、「自分たちが住む町の未来像を提案しよう」のテーマで事業計画を考えた。

 事業計画がまとまると、投資家役のスタッフに対して、簡潔に提案を伝える「ピッチ」を行った。チーム「ドリーム」は、大阪の環境汚染問題に着目し、緑を増やす活動のため出資を求めた。投資家から活動や宣伝方法について問われると「地域の花屋や農家に協力を求めるため、チラシを配布する。町に植物を増やし空気をきれいにしたい」とアピールし、賛同を得て希望出資額を獲得した。

 イベント終了後、茨木市から参加した中学3年生は「起業について理解を深めることができた。チーム内でいろいろな案を出すことができ楽しかった」、大阪市から参加した小学5年生は「新しい友達ができてうれしかった。今日学んだチームワークの大切さを学校でも生かしたい」と話していた。

 同社経営統括部経営企画課の三島圭人さんは「子どもたちのチームワーク力に感動した。作業するなかで、うまくいったことも、思い通りにならなかったこともあるが、そこから得た学びを日々の生活にも生かしてほしい」と話す。

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