「フォーシーズンズホテル大阪」が8月1日、高層複合ビル「One Dojima」(大阪市北区堂島2)内に開業した。
「フォーシーズンズホテル」は、47カ国に130のホテルとリゾート施設などを運営する「フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ」(カナダ)が運営する高級ホテルブランドで、今回が大阪初出店となる。1月に完成した分譲マンションとホテルが複合した同ビル28階~35階に客室175室を設ける。
同ホテルの目玉は、旅館を再現した21部屋から成る28階の特別フロア「GENSUI(玄水)」。木目や白を基調にした客室に畳を敷き、特注で高さ約20センチあるマットレスタイプの敷布団を備える。同フロア滞在者だけが利用できるティーサロン「SABO」も設ける。
一般の客室は、広さ43~46平方メートルの「デラックスルーム」のほか、眺望付きのバスタブを備えた「プレミアコーナースイート」、最も広い262平方メートルの「プレジデンシャルスイート」など10タイプ以上を用意する。
37階には、広東料理を提供するレストラン「江南春(ジャンナンチュン)」のほか、約20席の円形カウンターやDJブースを備える「バー・ボタ」を設ける。1階には、朝食ビュッフェやアフタヌーンティーなどを提供するオールデーダイニング「ジャルダン」や焼きたてのパンやケーキを販売するベーカリー「ファリーヌ」が出店する。
36階には、サウナを備えた浴場や大阪市街を一望できる全長16メートルのプールのほか、24時間利用できるスポーツジムなどを用意する。
アレスター・マカルパイン総支配人は「堂島エリアは、梅田などの中心街に程近く、昔ながらの風情も残る魅力あるエリア。客室を和モダンの雰囲気に仕上げることで、大阪市内の他のラグジュアリーホテルとの差別化を目指す」と話す。
1室1泊当たりの宿泊料金は13万2,825円~。