JR大阪駅西側にある駅ビル「イノゲート大阪」(大阪市北区梅田3)2~5階の飲食ゾーン「バルチカ03」が7月31日、オープンする。
オフィスエリアと「バルチカ03」を中心とする商業エリアで構成する「イノゲート大阪」。同ビルは、地上23階、地下1階建て、高さ約120メートルで、昨年3月に新設したJR大阪駅西口改札に直結する。
「バルチカ03」には、オールデーダイニングや立ち飲み店など飲食店50店が出店。「03」の名称は、梅田3丁目に立地すること、梅田で働くオフィスワーカーが毎日通いたくなるような「サードプレイス」を目指すこと、語呂合わせで「おっさん(03)」の意味も含むという。
3階には、関西初出店のスペイン料理店「XIRINGUITO Escriba(チリンギート エスクリバ)」、カフェスタンド、ダイニング、レコードショップを併設した「ブルーノート・ジャパン」(東京都港区)プロデュースの「BLUE YARD(ブルーヤード)」、カウンター席で本格フランス料理を提供する「le comptoir(ル・コントワー)」、国産合鴨を水のみで丸2日間炊いたというスープを使ったラーメンを提供する「らぁ麺 鴨(かも)と葱(ねぎ)」などが出店する。
4階には、大阪・堺の魚市場で深夜営業する天ぷら店「天ぷら大吉」、30種類以上のベルギービールをそろえるビアレストラン「フランダース・テイル」、四川料理を提供する「四川酒家 福龍」、大阪・天王寺の和食居酒屋「こんび」のだし巻き卵に特化した新業態店「和心だし巻き家 こんび」などが出そろう。
5階には、チキン南蛮(580円)などの九州グルメを販売する「九州酒場 ゑびす」、めがね型のカウンター席が特徴の立ち飲み居酒屋「立呑めがね堂」、「大人の食堂」をコンセプトにコース料理(1万3,000円)のみを提供する「食堂 一石三鳥」、ウニをメインに提供する完全会員制居酒屋「よこのいと」、肥後橋の焼き鳥店「吾一」のブランド展開する会員制焼き鳥店「乙(おつ)」などが出店する。
「バルチカ03」開発担当者でJR西日本SC開発の舟本恵さんは「梅田の商業は『ないものはない』と言ってもいいほど活発。一方で、観光地でもある非日常の梅田で日常を過ごすサラリーマンにとって、日常的にランチ利用できる店や気軽に使える飲み屋などは少ないと感じていた。サラリーマンの琴線に触れる飲食店を中心に集めたので、明日への活力になる場所として利用してもらえたら」と話す。
営業時間は店舗により異なる。