カフェ併設の焙煎(ばいせん)所「パンとエスプレッソと珈琲(コーヒー)製作所」(大阪市北区西天満5)が6月26日、西天満にオープンした。
国内に「パンとエスプレッソと」などのベーカリーカフェ約30店舗を展開する「日と々と」(東京都渋谷区)が経営する同店。昨年9月、築約50年で2階建ての工場跡地に「パンとエスプレッソと」グループ各店で使うコーヒー豆を一挙に焙煎する焙煎所を開設し今回、カフェを新設した。店長の澤一夢さんによると、焙煎士とバリスタが常駐している点が特徴だという。
店舗面積は約30坪。席数は、カウンター=8席、テーブル=10席。1階には、高さ約3メートルで重さ25キロの釜を備えたドイツ製のロースターを設置。2階のカフェスペースでは、元あった工場が使っていたロッカーをディスプレーしたり事務机をテーブル席に再利用したりと「昭和レトロ」な工場の面影を残す。
ドリンクは、客の目の前でいれる「本日のドリップコーヒー」(650円)をはじめ、カフェラテ(600円)、カフェラテにイチゴソースを入れた「ストロベリーラテ」(650円)、ココア(同)などを用意する。
フードは、「パンとエスプレッソと」の看板メニューでキューブ型食パン「ムー」を使ったトーストプレート8種類(1,200円~)を提供。ラインアップは、生ハムと目玉焼きをのせた「生ハムエッグトースト」や「はちみつバター」、「ピザトースト」など。
店内にはジェラート工場も併設し、グループ各店で提供する全ての種類のジェラート(500円~)を提供する。フレーバーは、卵黄と北海道産の牛乳を使いバニラビーンズを合わせた「バニラ」、北海道産牛乳のジェラートにミキサーで砕いた看板商品の食パンを練り込んだ「ムー」、パッションフルーツとギリシャヨーグルトを合わせた「パッションヨーグルト」など10種類を用意する。フードとスイーツの提供はワンドリンクオーダー制。
澤さんは「出勤前など一日の始まりを気持ち良く過ごしてもらえるような場所を目指したい。コーヒー豆の種類やコーヒーのいれ方などについても相談してもらえれば」と話す。
営業時間は8時~18時(フードとスイーツの提供は15時まで)。