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大阪・西梅田でキャンドルイベント 1万7000個のキャンドルで街彩る

インスタレーション「キャンドルパーク」

インスタレーション「キャンドルパーク」

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 街をろうそくの明かりで彩るイベント「NISHIUMEDA CANDLE DAYS」が6月5日、大阪・西梅田エリアで開催された。

能登の学生が制作したあんどん

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 地域活性化を目的に2003(平成15)年から毎年夏至と冬至の年2回開催していた「100万人のキャンドルナイト」が前身の同イベント。今回からイベント名を変え、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんがイベント全体統括とプロデュースを務めた。キャンドル・ジュンさんは「今年は来場者参加型イベントを増やし、能登半島地震の被災者やボランティアに参加してもらえるコンテンツも用意した」と話す。西梅田のヒルトンプラザ(大阪市北区梅田1)から西梅田公園までの約1キロの沿道に、約1万7000個のキャンドルを使った作品を展示。家族連れやカップルなどが訪れた。

 20時から22時の2時間にわたり、会場周辺施設のキャンドル以外の照明を一斉に消灯する「ライトオフ」を行った。西梅田公園では、キャンドル・ジュンさんが演出を手がけたインスタレーション「キャンドルパーク」を展開。来場者参加型イベント「想(おも)いの灯(ひ)」では、プラスチック製のキャンドルカップに「能登ありがとう!がんばるぞ」や「能登大好き!負けるな!」など能登半島地震の被災者へのメッセージを描き、キャンドルパーク内に飾った。

 ハービスPLAZA(梅田2)地下1階「ハービス広場」では、能登の小学生や高校生、漁師などが絵やメッセージを描いた白い紙袋をろうそくの明かりでともす「西梅行燈(あんどん)」約100点を展示した。

 沿道には、10作品を超えるキャンドル作品が並んだ。「Attraction:What Draws Us Together(私たちを引き寄せるもの)」を制作したアーティストで画家のsilsil(シルシル)さんは「250個のキャンドルと紙テープを使い、人がさまざまなものに心引かれる様を表現した。来場客から直接作品の感想を聞けることが楽しい」と笑顔を見せた。大阪総合デザイン専門学校のコミックアートコース1年生ら40人は、クラゲやペンギン、エイなど海の生物の形に切った黒い画用紙を装飾したあんどん作品「OSCD-OCEAN」を展示。同校1年生の山本勇歩さんは「ろうそくの明かりをともした際、自分たちが思っているよりも良い作品になっていて感動した。小さい子どもが作品を見て喜ぶ様子も見られてうれしい」と話す。

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