梅田スカイビル(大阪市北区大淀中1)内のミニシアター「シネ・リーブル梅田」が4月19日、「テアトル梅田」に改称しリニューアルオープンする。
「シネ・リーブル梅田」は、2000(平成12)年12月にオープン。2014(平成26)年、「梅田ガーデンシネマ」を統合し、4つのスクリーンと客席443席を設けるミニシアターとして運営してきた。
今回のリニューアルで、両フロアのロビーの内装を一新。名称は、2022年9月に閉館した「テアトル梅田」を継承する。3階エントランスには新たなシンボルとして、旧テアトル梅田があった梅田ロフトの外壁に設置されていたサインを移設した。
両フロアのロビーは、落ち着いた空間を提供しようと黒を基調としたシックなデザインで統一。映画の待ち時間を思い思いに過ごせるようにと両フロアそれぞれに椅子やソファ、大型のベンチ、コンセント付きのテーブルなどを並べたラウンジスペースを設ける。
4階ロビーでは、劇場の中にもう1つ劇場を設けるという意味の「シアター・イン・シアター」やカフェを用意。「シアター・イン・シアター」には、大型モニターを設置し、予告編・プロモーション動画の上映をはじめ、地元クリエーターの映像作品なども放映する。オープンを記念し、ショート映画専門の配信プラットフォーム「SAMANSA」の短編15作品を6月30日まで上映する。カフェ「MAKUAI CAFE」では、コーヒー(440円)やカフェラテ(500円)、フランス産の自然派シロップを使うというラズベリーソーダ(以上430円)などのドリンクを提供。チョコチャンククッキー(280円)のほかバター入りのプレッツェル(490円)など軽食も用意する。
同館オリジナルのグッズも販売。旧テアトル梅田のスクリーン生地に「THEATRE UMEDA」の文字をデザインしたモバイルストラップ(3,080円)、キーホルダー(1,980円)、ブックカバー(3,300円)を数量限定で用意する。
支配人の高橋剛志さんは「関西を代表するミニシアターであった『テアトル梅田』の名前を背負い、東京テアトルが展開するテアトルシネマグループの関西フラッグシップ館となっていきたい。映画だけではなく、アートや文化の発信源としてさまざまな取り組みができれば」と話す。