イルミネーションイベント「OSAKA光のルネサンス2023」が12月14日、大阪市役所周辺(大阪市北区中之島1)から中之島公園(同)の間で始まった。
2003(平成15)年に初開催し、大阪の冬の風物詩として知られる同イベント。11月3日に始まった「大阪・光の饗宴2023」のプログラムの一環で、エリア内に8つの光のプログラムと飲食ブース「光のマルシェ」を展開する。
目玉は、大阪市中央公会堂の東側壁面に投影するプロジェクションマッピング。大阪芸術大学(南河内郡)の学生と空間演出を行うクリエーティブ会社「ネイキッド」(東京都渋谷区)が共同制作し、大阪の過去・現在・未来を旅するようなストーリーを映像や音楽、光などで表現する。上映は1回当たり約7分。17時~21時の間、15分間隔で上映する。
中之島公園では、川沿いをブルーの光で彩る「リバーサイドイルミネーション」を展開するほか、高知県のよさこい踊りで使う木製の楽器「鳴子」を使ったオブジェや台湾・台南市のランタン約100個を装飾するなど、コラボレーションしたプログラムも用意する。「光のマルシェ」では16時から、20店舗以上がソーセージ、フライドポテト、たこ焼き、ハンバーガーなどのフードやビール、ホットワイン、ホットチョコレートなどのドリンクを販売する。
このほか、11月3日から先行して、大阪市役所の正面を八角形のイベントロゴマークで装飾し、土佐堀川沿いの約150メートルのケヤキ並木「みおつくしプロムナード」に光のトンネルを設けている。
開催初日に行われたプロジェクションマッピングの初回上映セレモニーには、山本剛史副市長や2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」、各プログラムの関係者らが参加。山本副市長は「エリア内を巡って光と食を堪能してほしい。台南市、大阪芸術大学、高知県と連携した珍しいプログラムもあるので、楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は17時~22時。12月25日まで(大阪市役所とみおつくしプロムナードは31日まで)。