阪急大阪梅田駅の歴史を振り返る写真パネル展が11月1日、大阪梅田駅1階中央WEST広場で始まった。
現在の大阪梅田駅は1973(昭和48)年、阪急うめだ本店付近から現在の場所に移設された9線10ホームを持つ駅。今月23日、現駅開業から50周年を迎えることを記念し、同展を開催する。
同展では、1910(明治43)年から現在までの写真71点を年代別に展示。阪急電鉄の前身で「箕面有馬電気鉄道」の始発駅として、木造2階建ての駅舎と単線ホームで開業した当時の写真や、利用客の増加に対応するため、1966(昭和41)年から約7年をかけて現在の場所に移設する過程の写真などを説明と共に紹介する。
23日には、同駅周辺で記念イベントも開催。ビッグマン前広場では同駅に関する○×クイズ大会などのステージイベントを、1階中央WEST広場と6号線ホームに留置する車両内では子ども向けに制服・制帽を着用できる撮影会や車掌の放送体験などを、それぞれ実施する。1階中央WEST広場では、駅名看板をモチーフにしたキーホルダー(800円)や缶バッジ(300円)など記念グッズの販売も行う。開催時間は10時~14時。
同駅の藤田卓也駅長は「神戸、宝塚、京都を結ぶターミナル駅として、梅田エリアの玄関口として多くのお客さまに利用されてきた。梅田エリアが世界と関西をつなぐ国際交流拠点になることを目指し、大規模なプロジェクト『芝田1丁目計画』を予定している。これからも大阪エリアの代表的なターミナルとしての機能を充実させ、便利に利用してもらえる駅を目指したい」と話す。
今月30日まで。50周年では、オリジナルヘッドマークを付けた記念列車の運行や記念入場券(3枚セット510円)の販売なども行う。運行は同30日まで。販売は同23日まで。