木彫りアーティストキボリノコンノさんの作品展「キボリノコンノ展」が10月28日、大丸梅田店(大阪市北区梅田3)13階の特設会場で始まった。
コンノさんは1988(昭和63)年生まれ。2021年、木彫りしたコーヒー豆を撮影し、X(旧ツイッター)に投稿したところ、「いいね」やコメントが通常より多く付いたことをきっかけに趣味で木彫りを始め、身近な食べ物や生活雑貨を木彫りで再現するようになった。3月に公務員を退職し、プロの木彫りアーティストとして静岡を拠点に活動している。作品の制作方法について「本物を隣に置いて見たままを再現し、1日か2日で完成させる」とコンノさん。
同展は東京会場に続く2会場目。処女作である「コーヒー豆」やコーヒーカップに注がれる様子を彫刻した代表作「注がれるコーヒー」、透明な袋まで再現したコラボレーション作品「ヨックモック シガールと袋」など、本物と見間違えるほど精巧に作られた食べ物をメインとした約80点の作品を展示。本物と交ぜて展示し木彫り作品を当てる「木彫りクイズ」のコーナーや作品を触ることができるコーナーなど体験型の展示も用意する。制作過程の紹介やオリジナルグッズの販売も行う。
コンノさんは「会場では全て撮影可能。アクリル板などはほとんど設置せずに展示している。写真撮影することで影や透明感などがよりリアルに見える作品もある。見る、触る、撮るなどさまざまな楽しみ方をしてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~19時30分(最終日は17時30分まで)。入場料は、一般=800円、小中高生=600円、未就学児無料。11月20日まで。