複合商業施設「HEP FIVE」（大阪市北区角田町）7階の飲食フロアが9月15日、リニューアルオープンする。運営は、阪急阪神不動産（大阪市北区）と阪急阪神ビルマネジメント（同）。

待ち合わせや休憩などに使える「unique」エリア

　HEP FIVEは1998（平成10）年、18歳～25歳の若者をターゲットとした商業施設としてオープン。開業以来初めて全面リニューアルする7階フロアは、仲間と「たむろ」して楽しめる場所との意味を込め「TAMLO（タムロ）」と名付けた。フロア面積は約1030平方メートル。全国初6店舗を含む14店舗が出店する。

　フロア内は、白いタイルやステンレスなどシンプルな色合いを使う。共用部には、「lovely」「unique」「cool」など5つのテーマを設け、客が自由に使える椅子やテーブルを設置。飲食のほか待ち合わせや休憩などさまざまな過ごし方ができる空間にした。

　スイーツでは、北海道産の牛乳、強力粉を使い手ごねで仕上げるドーナツ専門店「YANKEE DONUTS（ヤンキードーナツ）」、店内で生地作りから行い、揚げたてを提供するチュロス専門店「coucou churros（クク チュロス）」、生のフルーツを盛り付けるワッフル専門店「PINK WOO WAFFLE（ピンク ウ ワッフル）」が全国初出店。

　グルメでは、牛・豚・牛タンを使ったハンバーグを提供する「ハンバーグキッチン マルバーグ」、昼はカフェとしてベーグルサンドや焼き菓子を提供、夜はビストロとして営業する「cafe & bar Hush（カフェアンドバー ハッシュ）」が全国初出店。店内で仕込むだしをベースに作る和パスタ専門店「おだしもん」は西日本初出店。

　3、4カ月の期間限定でさまざまな店が出店するポップアップショップ「TAMLAB」も設置。第1弾として、京都の日本茶カフェ「雲ノ茶KUMONOCHA」が出店する。

　阪急阪神ビルマネジメント営業部の菅原佳奈さんは「若い世代のトレンドの一歩先を提案するエリアを目指してリニューアルした。SNSなどで話題のスイーツやグルメを集めたのでそれぞれの楽しみ方で過ごしてもらえたら」と話す。

　営業時間は11時～22時30分（一部店舗は異なる）。