「バレンタインチョコレート博覧会」が1月20日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)で始まった。
「チョコで広げるGood Harmony」をテーマに、国内外約300ブランド、約3000種類を販売する同イベント。同社によると「売り上げ24億円、売り場面積約1200坪で日本最大級のチョコレートイベント」といい、3年ぶりに行動制限がない時期の開催となることから昨年比105%の売り上げを目指すという。9階メイン会場に加え、地下2階から12階までの13フロアで売り場を設ける。
9階フロアでは、カカオ豆やその産地に着目した「カカオワールド」、フィナンシェやガトーショコラなどチョコレートを使った焼き菓子を集めた「焼菓子の森」、かわいらしい形やパッケージのチョコレートをそろえる「プレイフルチョコレートワールド」、ショコラティエによるボンボンショコラをメインに扱う「魔術師たちが織りなすチョコレート」など5コーナーを展開する。
20代女性社員3人による新企画「かんきつジェット」は、オレンジやユズなどのかんきつ類をチョコレートでコーティングした菓子を約50ブランド、100種類以上そろえる。チョコレートを使ったソフトクリームやアイスクリーム、カレー、ビビン麺などを提供するイートインコーナーを設けるほか、ショコラティエのトークショーや試食会などのセミナーも開催する(一部有料)。
地下1・2階は1週間先駆けて13日から、バレンタイン向け商品の売り場を展開。地下1階では、ドーナツ・カヌレなどの洋菓子からおはぎ・もなかの和菓子まで丸い形の菓子を集め、「クロネコジャック」「ぎんざ空也 そらいろ」など20店以上が期間限定で出店する。地下2階の酒売り場には、チョコレートとのペアリングを提案する日本酒や広島・西条の日本酒を使ったトリュフなどを扱う。
広報担当の廣内有里枝さんは「クッキーを1枚ずつ販売したり、ボンボンショコラを1個からテイスティングできたりと期間中、何度も足を運んでお気に入りを見つけてもらえるように工夫した。昨年は開催直前で中止となったソフトクリームのイートインも復活するので楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~20時。2月14日まで。