中之島の夜景を彩る「水と光のワンダーナイト in 中之島」のライトアップセレモニーが12月14日、中之島公園(大阪市北区中之島1)芝生広場で開かれた。
7月から始まった観光業支援策「大阪来てな!キャンペーン」の一環。光と音楽を使ったウオーターショーや大型のLEDディスプレーを2台設置したゲート、中之島から大阪城エリアを巡るナイトクルーズなどのコンテンツを展開する。セレモニーには、松井一郎大阪市長や「大阪来てな大使」でアイドルグループNMB48の渋谷凪咲さんなどが登場した。
セレモニーでは、「水と光のLEDダンスパフォーマンス&ウォーターショー」を初披露。国内外のライブ演出を手がけるクリエーティブ集団「MPLUSPLUS(エムプラスプラス)」がプロデュースした。電飾をまとった5人のダンサーが踊るステージの背面から水が吹き上がると、会場から歓声が上がった。松井市長は「新型コロナ禍の影響も落ち着いてきたので、イベントを通じて大阪の魅力を皆さんに知ってもらいたい」と意気込む。
同ショーは、期間中毎日開催。開催開始時間は18時、19時、20時、21時(18時30分、19時30分、20時30分はウオーターショーのみ)で、上演時間は各回約3分。
期間中は、2010(平成22)年から始まった「DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA(ドリームズ・カム・トゥルー ウィンター ファンタジア)」のコラボレーション企画も開催。DREAMS COME TRUEの中村正人さんが駆け付け、中之島公園水上劇場前に植樹しているシンボルツリー「ドリカムツリー」のイルミネーションの点灯を合図した。中村さんは「プロジェクト開始当時と比べると、中之島の雰囲気も変わり活気が出てきた。大阪がどんどん発展していき、万博に向けても盛り上がれば」と話す。
同日は、大阪市中央公会堂(同)東側壁面に投影するプロジェクションマッピングの初回上映も実施。3年ぶりの開催となる今回は、28台のプロジェクターを使い床面にも立体的な映像を投影する。17時~21時の1部では、水や氷、蒸気のモチーフで「水都・大阪」を表現したプログラムを、21時10分~21時30分の2部では人の動きに合わせた映像を上映する。
観覧無料。今月25日まで。