関西を拠点に活動する企業18社が集まり「社会を変える新たな次世代イノベーション」をテーマに事業活動を発表する合同記者発表会が10月18日、大阪イノベーションハブ(大阪市北区大深町、グランフロント大阪内)で開かれた。
この記者発表会は、「関西広報100研究会」が主催した。同会は2015(平成27)年1月に結成。広報担当者のノウハウを共有することを目的に、定例会の開催、SNSでの情報交換などを行っている。合同記者発表会は今回が5回目で、18社の担当者およそ50人のほか、テレビや新聞などの記者およそ10人が参加した。
9月に東証グロース市場に上場したばかりの「グラッドキューブ」(中央区)は「スポーツのDX化」をプレゼンテーション。「ハート・オーガナイゼーション」(淀川区)はAIを活用した医師支援サービスで医療崩壊を防ごうとアピールした。そのほか、パッケージを手がける町工場「ケイパック」(生野区)は再生紙を使った猫用遊具を発表。前職コンビニで大量廃棄される食材に疑問を感じて創業した「Go Green Group」(中央区)は使い捨てカイロを原料にした水質浄化剤を発表した。
同会代表の西山裕子さんは「関西のスタートアップ企業とメディアとのつながり、スタートアップ企業同士のつながりを求めて企画した。関西の元気な中小・ベンチャー企業の個性的な取り組みをワンストップで紹介することで、関西から日本経済の活性化に貢献したい」と話す。