梅田の商業施設「E~ma」(大阪市北区梅田1)1階エントランスで10月25日、映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」が世界に先駆けて公開したことを記念し、「ONE」のダンスパフォーマンスが披露された。
同作品は、2006年にブロードウェーで再演されたミュージカル「コーラスライン」のオーディションを記録したドキュメンタリー映画。3,000人の応募者が19人の枠を目指して8カ月に及ぶ過酷なオーディションを受ける過程での、ダンサーの悩みや葛藤などブロードウェーのオーディションの実体が映し出されている。オーディションの合間にはオリジナル版「コーラスライン」の貴重な映像が挟まれ、ミュージカル「コーラスライン」誕生のきっかけともなる、原案・振り付け・演出を手掛けたマイケル・ベネット氏がダンサーたちに行ったインタビューなども初公開されている。
イベントには「舞台の雰囲気を味わってもらいたい」と、「コーラスライン」初演メンバーのジャン・ミネオさん率いる「BMT(ブロードウェイ・ミュージカル・シアター)」のダンサーが登場。ジャンさんは45年間ブロードウェーで活躍、2005年から大阪市北区・中津のダンススタジオで指導を続けている。映画を見たジャンさんは「本当に懐かしい友人たちが出ていて感慨深く見た」といい、「再演のオーディションの話でどれぐらい自分が心を動かされるかと思っていたが、予想に反して感動した」「オリジナル版のメンバーをたくさんスクリーンで見て、タイムマシーンに乗って過去にさかのぼったよう」などと感想を話した。
会場ではタップダンスや、「コーラスライン」の劇中で流れる「ONE」のダンスが披露され、開催前から集まった観客らが拍手を送った。
梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、OSシネマズミント神戸など全国で公開中。