今年9月から大阪市内のライブハウスで予選大会が行われてきた「大阪ロック大将」のグランプリ大会が10月18日、「HEP HALL」(大阪市北区角田町)で行われ、梅田のライブハウス「am HALL」(曽根崎2)代表の「ケット・シー」が今年の「大阪ロック大将」に輝いた。
昨年から始まった同大会は、関西で活動するアマチュアミュージシャンとライブハウスの活性化を目指したコンテスト。大阪市内のライブハウス6店の推薦による24組、一般応募から選抜されたバンド4組、キャットミュージックカレッジ専門学校から2組の計30組の中から、各予選大会を勝ち抜いたバンドが同日のグランプリ大会に出場した。
491人の観客投票と審査員による審査で決定したグランプリの「ケット・シー」のメンバーは全身で喜びを表現しながら会場の声援に応え、大会実行委員会から賞状、トロフィー、活動支援金30万円のほか、協賛の常盤興産からは「鉄板焼ステーキハウス ニュー松坂」のディナー券(4人分)が贈られた。
「ケット・シー」のボーカルのしゅんぼーは「がむしゃらに精一杯できたので悔いのないステージ。(観客が)温かくて楽しかった」と話し、グランプリ受賞については「音楽をやっていてよかった。もっともっと上を目指したい」と意気込みを見せる。
会場外に設けた物販コーナーでは、同バンドのライブDVD(2,000円)やファーストアルバム(全7曲、1,000円)なども販売。「普段に比べて売れ行きは好調で100枚ぐらい売れた」(同)という。
大会実行委員長の瀬脇佳典さんは「(予選大会から)『大阪ロック大将』の称号を目指し、どのバンドもやる気であふれていた。決勝大会は昨年よりも約180人多い観客数で大いに盛り上がった」と振り返る。実行委員会としては「学園祭や音楽イベントなどライブの場所を提供したり、企業に向けて紹介したりするなど、広く一般に向けてアピールする橋渡し的な支援を行っていく」という。
「ケット・シー」は11月28日、「am HALL」でワンマンライブ「売れたい!モテたい!トキメキたい♪」を予定している。開催は19時~。入場料は、前売り=2,000円、当日=2,500円。