名刺を納めて来年のビジネスの良縁を祈願するイベント「Sansan名刺納め祭2021」が12月15日、大阪天満宮（大阪市北区天満橋2）で行われた。主催は名刺を管理するアプリ「Eight（エイト）」などを運営するSansan（東京都渋谷区）。

神職による祈祷を受ける様子

　同イベントは、2015（平成27）年から同社が実施している年末の恒例行事。同社が調査した「オフィスで捨てられないもの」1位の「もらった名刺」を納めたり、スキャンしてデータ化したりすることで、同社サービスの認知拡大を目指す。昨年はオンラインで開催し、オフラインでの開催は今回が2年ぶり。大阪では初開催で、ブランドコミュニケーション部PRグループの漆畑恵美子さんは「大阪は人とのコミュニケーションが好きな人が多い印象。人との出会いの証である名刺を納めて、ビジネスの良縁を祈願してもらった」と話す。

　会場には、今年一年のビジネスの出会いに感謝して祈願したり、使わなくなった名刺を納めたりと、来年のビジネスの良縁を祈願するビジネスパーソンが駆け付けた。約1500枚の名刺を持参したという和泉市在住の40代男性は「『さまざまな方にお世話になったんだな』と、感慨深い気持ちになった」と話した。絵馬でビジネスへの願掛けをしてもらう取り組みも実施し、「商売繁盛」など気合十分な宣言が多く見受けられた。

　イベントは16日にも開催する。漆畑さんは「来年のビジネスの縁を結ぶ祈願と、年末への片付けも兼ねてたくさんの人に来てもらえたら」と呼び掛ける。

　開催時間は9時～13時。