東急ハンズ梅田店(大阪市北区梅田3、大丸梅田店10~12階)が現在、4月に新型コロナ禍で中止となった10周年記念イベント「街とハンズ」を再開催している。
「街とハンズ」をテーマに、コロナ禍をきっかけに地元の街とのつながりを強化したイベントとして企画。今年4月の開催途中に発令された緊急事態宣言による休業で中止となった。今回、中崎町で開催するクリエーターによる町おこしイベント「なかはく5(ファイブ)」と連動し、再開催する。
東急ハンズ10階では、町おこしイベントを開催する「中崎町博覧会」とコラボレーションした売り場を展開。中崎町に店舗を構えるハンドメード店、ギャラリー、工房など10店舗が出店し、クリエーター約70人の約1500点の作品を販売するほか、作家とものづくり体験ができるワークショップも開催する。ワークショップは事前ウェブ予約優先。
出店する店舗は、大阪・堺の伝統技法で作る「注染手ぬぐい にじゆら」、カラフルな「さをり織り」の機織り体験ができる「SAORI豊崎長屋」、約100人のハンドメード作家の作品を扱う「hakomittsu.(ハコミッツ)」、レザーアイテムを製造・販売する「寛屋(ひろや)」など。手拭いで作るバッグやシルクスクリーンの印刷、樹脂粘土を使ったキーホルダー作りなどのワークショップを週末に開催する。
中崎町かいわいでは今月16日まで、「なかはく5」を開催。参加25店舗で買い物をしたりワークショップに参加したりすると商品が当たるスタンプラリーで、街の回遊を促す。2018(平成30)年8月に設立した「中崎町博覧会」の発起人の一人で、カバン作りスクール「レプレ」を運営する上田総一郎さんは「前回、中止になってからリベンジを狙い準備を進めてきた。ものづくりに携わる個性的な店が点在する中崎町の魅力を知ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。今月24日まで。