![キックオフとして実施した「打ち水」](https://images.keizai.biz/umeda_keizai/headline/1629175449_photo.jpg)
「ホテルエルシエント大阪」(大阪市北区曽根崎1)が、曽根崎エリアの活性化プロジェクト「曽根崎ソーシャルグッド」を立ち上げた。
関電アメニックス(中央区)が運営する「エルシエント」ブランド国内2拠点目のホテルとして昨年8月1日に開業した。開業時より「地域共生型ホテル」をコンセプトに掲げており、曽根崎の知られざるパワースポットを巡るツアーや、曽根崎で働くドラァグクイーンが出張メーキャップを行う「ドラァグクイーン体験プラン」などを宿泊客向け企画として実施してきた。
開業1周年を機に立ち上げた「曽根崎ソーシャルグッド」は、歴史的な風景などエリアの特性を生かし、地域と共に地域や社会の課題を楽しく解決し、曽根崎エリアを活性化するのが狙い。キックオフとして8月6日、露天神社(つゆのてんじんじゃ、通称=お初天神)で宮司やドラァグクイーンらが打ち水を行った。
プロジェクトでは第1弾テーマとして「曽根崎レトロ」を掲げ、9月30日まで同ホテル1階の「レストラン&バーENT」で、「ENTナポリタン」(800円)、「懐かしのクリームソーダ」(500円)など昭和の懐かしい飲食メニューを提供する。火曜~金曜の11時~19時30分限定(緊急事態宣言発令中は17時まで)。ホテル近隣の昭和メニューを楽しめる飲食店を紹介する企画もあり、「マヅラ喫茶店」「喫茶サンシャイン」「ホワイトバードコーヒースタンド」などが協力する。インスタグラムフォトコンテストも実施中。同ホテルや曽根崎エリアなどの「昭和レトロ」をテーマにハッシュタグを付けて投稿し、優秀者をホテル宿泊に招待する。9月30日まで。
支配人の新谷和也さんは「コロナ禍に曽根崎に開業し、当社だけでなく近隣の店舗も同様に、かつてない苦労を経験してきた。その中でホテルスタッフから募ったスローガンが、『「まち」と手をとり もっと言いたい “おかえりなさい”』。街と一緒に元気になり、お客さまを迎えたい。『訪れてみたい街』の一つに『曽根崎』を選んでもらい、ホテルに滞在してもらえれば」と話す。