阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)地下2階で6月2日に始まったグルメイベント「辛っ!旨っ!辛さを味わう」に、台湾カフェ「台湾豆坊(まめぼう)」が出店している。運営はSOYS(貝塚市)。
「台湾豆坊」は2020年9月、大阪・心斎橋(中央区)にオープン。甘味の強い北海道産大豆「とよまさり」を使い、9%と6%の2種類から濃度を選べる「生豆乳」が看板メニュー。台湾の定番朝ご飯メニュー「シェントウジャン」、台湾の伝統的なスイーツ「黒糖豆花(トウファ)」、「台湾シフォン」など豆乳を使ったフードやスイーツも提供する。小畑友希社長が台湾に30回以上通い、料理教室に参加したり店舗を食べ歩いたりして研究したという。
日本の豆乳は水に漬けた大豆をすりつぶした「呉(ご)」に熱を加えてから搾るが、同店では熱を加えてない呉を搾ってから、加熱する台湾の製法で豆乳を作る。おからや雑味が豆乳に残らないよう、細かいフィルターを通して呉を搾る。鮮度にもこだわり、その日に作ったものを提供する。
同イベントで提供するメニューは「9%生豆乳」と台湾夜市の「B級グルメ」として知られる「胡椒(こしょう)餅」(324円)。「9%生豆乳」は、豆の味をそのまま味わえる「ストレート」(340ミリリットル、430円)と甘味を加えた「黒糖」(同470円)の2種類で、専用ボトルに入れて提供する。「胡椒餅」はネギをふんだんにのせた「サクサク」とした生地の中に、黒コショウを利かせた粗めの豚ミンチとニラの餡(あん)が入った「焼き肉まん」のような味わい。実演販売し、焼きたてを提供する。
小畑社長は「豆乳は青臭くて苦手な方もいるが、作りたての豆乳は癖が少なく、サラサラとして飲みやすい。ピリッと辛い胡椒餅とほんのり甘い生豆乳は相性が抜群なので、一緒に楽しんでほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。今月8日まで。