ギャラリー ブックス カフェ「iTohen(いとへん)」(大阪市北区本庄西2、TEL 06-6292-2812)で9月11日より、「高田竹弥展 時間の園」が開催されている。
同展では、「大学では油絵が専攻だったが、今は油彩・水彩にこだわらない」(高田さん)という平面と、木材や石といった自然の素材と、ブリキや鉄などエイジングされた素材を組み合わせた、立体の新作約30点を展示する。高田さんは「絵を描く気持ちで、平面か立体にはこだわらずに表現したいものが結果として立体になったもの。今展では、時間や空間の広がりを表現した。見る人それぞれがもつ心の記憶や風景などをつなぎ合わせ、まるでタイムスリップをしたかのような気持ちを味わってもらえれば」と話す。
高田さんは兵庫県加古川市出身。2003年より三重県伊賀市丸柱の里山にアトリエを構え、活動の拠点としている。住居も兼ねるアトリエは築80年の木造建物をリフォームしたもの。「丸柱は伊賀焼が有名。作品を作る過程で影響を受けることもある」(高田さん)という。
土曜・日曜は「H&H Japan」(豊崎1)も、第2会場として開放される。最終日の23日には、「H&H Japan」会場で、高田さんの自宅で採れた有機栽培の野菜を使ったスープと、手作りの石釜で焼いた天然酵母パンの軽食を1セット800円で提供する。限定20食。
開催時間は12時~19時(最終日は18時まで)。月曜・火曜定休。今月23日まで。