グランフロント大阪(大阪市北区大深町)南館1階のパナソニックセンター大阪で11月9日、バレーボール選手とバレーボール部に所属する高校生による、オンライントークセッションが開催された。
新型コロナウイルスの影響で、大会の中止や部活動の制限で気分が落ち込んでいる高校バレーボール部の生徒を励まそうと、枚方市が本拠地のバレーボールチーム「パナソニックパンサーズ」を擁するパナソニック(門真市)が企画。同チームに所属し、日本代表選手の清水邦広選手と深津英臣選手、会場に集まった大塚高校(松原市)バレーボール部の女子高生15人が、オンラインで交流するトークセッションが行われた。
清水選手は高校3年生の時に、「練習前に必ず5キロ走って足腰を鍛えていた」という高校時代を振り返り、深津選手は腹筋、背筋などの基礎的なトレーニングやストレッチの重要性について話し、生徒たちは真剣にメモを取りながら耳を傾けた。質疑応答では、「試合で緊張したときの対処方法」や「普段の食事で気を付けること」などを生徒が質問し、清水選手は「プロ意識の高い質問」と感心する様子を見せた。
トークセッション終了後に、会場に両選手がサプライズで登場し、歓声が沸いた。生徒一人ずつにサイン色紙を手渡し、記念撮影を行った。参加した生徒は、「バレーボールに対する気持ちが上がった。パナソニックパンサーズの試合も見に行きたい」と感想を話した。
交流会を振り返り、清水選手は「これからも、元気や勇気を与える機会を増やしていきたい」と意気込み、深津選手は「(トークセッションでユーモアを交えて話す理由を)オンとオフを使い分けることができる選手になってほしい」とエールを送る。