うめきた広場(大阪市北区大深町)サブスペースに3月5日、世界初の即席麺「チキンラーメン」を提供する屋台が現れ、話題を集めている。
今年8月25日の発売60周年を記念し、日清食品ホールディングス(大阪市淀川区)が企画した。発明者・安藤百福(ももふく)の研究小屋を表現したキッチンカーで全国を巡回。東京・新宿や札幌、仙台、名古屋、岡山、博多など11カ所を経て最終目的地の大阪にたどり着いた。
「実は、安藤百福が即席麺を思いついたのはここ大阪の地」と日清食品ホールディングス広報部の川手淑栄さんは話す。戦後の混乱が続く1945(昭和20)年に、闇市の屋台でラーメンをすする人々を見て開発を志したという。
屋台では市販品に湯を注いだものに、3分タイマーを添えて提供する。ネギ以外にナルト、コーン、キムチ、チェダーチーズから2品をトッピングできる。生卵は保健所の許可が下りず断念した。
場所は、グランフロント大阪~大阪駅間の高架下。営業時間は17時~22時(3月10日・11日は11時から)。価格は1杯300円。3月11日まで。