大丸梅田店(大阪市北区梅田3)地下1階東エリアに2月28日、コメダ珈琲店のコッペパン専門店「コメダ謹製『やわらかシロコッペ』」が期間限定でオープンした。
学校給食の定番として広く知られる紡錘形の柔らかなパン「コッペパン」。名称は和製語で、一説にフランス語「coupe(クーペ)」(切られた)が由来とされる。近年は総菜から果物、アイスまでさまざまな具材を挟んだコッペパンの専門店が全国で店を増やしている。
同店は「コメダ珈琲店」「おかげ庵」に次ぐコメダ3番目の新業態。2017年9月、東京ソラマチ(東京都墨田区)に1号店を開いて以来、常設3店、催事4店の計7店を出店した。関西では天王寺ミオ(天王寺区)、大丸京都店(京都市下京区)に次ぐ3店目。
新業態についてコメダホールディングス事業開発部の田中佳成さんは「コメダ珈琲店とコッペパンには『どこか懐かしい』という共通点がある。双方で新しい価値を生み出せると考えた」と開発理由を説明。大丸梅田店の林克己さんは「当店は大阪駅に近いため客層が多様。コッペパンはターゲットが広く、ニーズが合致した」と話す。
自社工場製のパンは、低温発酵させて焼くことで白さを残し、食感を柔らかくする。商品は、定番の「小倉マーガリン」(250円)や、卵ペーストと鶏そぼろを詰めた2色弁当風「鶏そぼろたまご」(360円)、「クッキー&バニラクリーム(250円)など約20種類。すべて店内でカットし具材を詰める。1日2000本程度の販売を想定している。
田中さんは「コッペパンを食べて、自宅でほっとくつろげる時間を過ごして」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時30分(金曜・土曜は21時まで)。9月30日まで。