阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階催場で2月21日、九州のグルメや工芸品を集めたイベント「春の九州物産大会」が始まった。
明治維新150周年の今年は、NHK大河ドラマ「西郷どん」でも注目される西郷隆盛ゆかりの名産品や工芸品を集めた。出店数は99店。企画担当の榮川正治さんは「九州全土から『西郷さんのにおい』がするものを集めた」と話す。歴史監修は「西郷どん」の原作で方言指導をした東川隆太郎さんが務めた。
西郷さんが名付けたという「角まんじゅう」(白・抹茶=648円、各日限定白=100個、抹茶=30個)や、薩摩藩の武士が大小2本の刀を帯びていたことから名付けたという「両棒餅(ぢゃんぼ餅)」(10本=601円)のほか、西郷さんが黒豚が好物だったことから「かごしま黒豚」を使った「黒豚ロースかつ弁当」(1,296円)など。イートインコーナーでは、西郷さんの自家製のみそを再現した「西郷どん味噌」を使った「勝武士 薩摩とんこつらぁめん」(901円)や、西郷さんが家族と過ごしたという奄美大島沖のクロマグロを使った「極クロマグロ丼」(1,890円)などを提供する。
工芸品は25店で、薩摩藩が重宝したという「白薩摩焼」や、嫁入り道具として知られる「薩摩つげの櫛(くし)」、薩摩藩の伝統伎「薩摩切子」など薩摩地方の伝統工芸を使った商品が並ぶ。店によっては職人による実演もあり、工芸品が完成する様子を見ることができる。
鹿児島県以外にも、ちくわにポテトサラダを詰めた熊本の人気フード「サラダちくわ」(173円~)や、佐賀牛の霜降りや赤身を使った「佐賀牛赤身ステーキ&すき焼き弁当」(1,998円)など各地の名産品をそろえる。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。今月27日まで。