大阪・中之島のフェスティバルホール(大阪市北区中之島2)で6月1日、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の大阪公演に先立ち、出演する海宝直人さんが会見を行った。
同作品は、19世紀初頭のフランス動乱期を舞台に、当時の社会情勢や民衆の生活を描いた、ヴィクトル・ユゴーの大河小説が原作。1985(昭和60)年にロンドンで初演が行われ、これまでに全世界で7000万人以上を動員している。日本では1987(昭和62)年6月に帝国劇場で初演が行われ、延べ3006回を上演。今年で30周年を迎える。
2015年の公演に続き、2度目のマリウス役を務める海宝直人さんは、同作品について「子役時代から何度も見に行くほど好きだった。人間の本質を克明に描いているところが時代を超えて愛される理由。再演とはいえ、また新しいものを作り上げている感覚。前回よりもパッションを持って演じたい」と意気込む。
中之島フェスティバルタワー・ウエスト2階では5月29日から、前回の公演の様子をパネルで展示した「『レ・ミゼラブル』写真パネル展」を開催する。6月18日まで。
大阪公演は9月2日~15日。中之島フェスティバルホールで上演する。