阪神電鉄とJR西日本は、福島駅近くに12階建てビルを開発し、2019年春にホテルと商業施設をオープンする。遊休地を活用し、宿泊施設の不足に対応する。両社による共同開発は初めて。
場所は福島公園北側の2584平方メートル。現状は駐車場で、2017年8月に着工する。飲食店が並ぶ高架下は開発エリアに含まない。
規模は、12階建て、延べ床面積1万1079平方メートル。1~12階に阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)が約250室で入居し、1~3階に阪急オアシス(大阪府豊中市)運営の商業施設が出店する。
土地は、阪神電鉄が1785平方メートル(福島5)、JR西日本が799平方メートル(同7)を所有。駅に近い好立地ながら、土地が大阪環状線に沿って東西に長い形状のため、活用が難しかった。
ホテルは、国内外のビジネス客とファミリー客をターゲットにする。宿泊主体型ホテルとして、近接するホテル阪神(福島5)と一体的に運用。東京オリンピック・パラリンピックの開催もにらみ、予想される客室不足に対応する。