梅田の大阪新阪急ホテル(大阪市北区芝田1)2階「紫の間」で4月17日、長野県の日本酒を集めた展示試飲会「長野の酒メッセ in 大阪」が開かれた。
大阪では、2014年の初開催から今回で4回目となる同イベント。入場料のみで全国有数の酒どころ、長野県の500銘柄に上る清酒を好きなだけ試飲できる。1日限りの開催ながら昨年は約1300人が訪れた。
長野県は蔵元数が81場と、新潟県に次ぎ全国2位。山が多い長野県の良質な水と酒米で作る清酒には「独特のうまさがある」という。会場には酒類製造業者53社のブースが並び、蔵元と来場者が日本酒談義に花を咲かせた。
今回は「甘酒コーナー」を新設し、酒造9店の甘酒を紹介しているのも特徴。酒米麹100%でコクのあるものや、米と合わせたすっきりした味のものなど9品目を飲み比べられる。長野県工業技術センターの蟻川幸彦さんによると「ここ1年は甘酒の売れ行きがすごく、麹が足りないほど。栄養価が高く、健康によいとして人気を集めている」という。
同試飲会は毎年、全国3カ所を巡回しており、長野県で今年23回目、東京都で14回目を迎える。次回開催は、5月10日14時~20時に品川プリンスホテルアネックスタワー(東京都港区)で予定している。
入場料は2,500円。一般客の入場時間は16時~20時。