リユース業界大手のコメ兵(名古屋市中区)は2月16日、梅田・芝田2丁目のビル「OSAKA UK・GATE」(大阪市北区芝田2)1~3階に西日本最大級の旗艦店「KOMEHYO梅田店」をオープンした。
1947(昭和22)年に5坪の古着屋から始まった同社。社名は創業者の父が営んでいた米屋「米兵」にちなむ。2000年に心斎橋店を出店して関西に進出。中古ブランド品の買い取り販売に強みを持つ。
新店舗の狙いは関西での「リユースファン拡大」。同社会員の地域別割合で、関西は9.6%の低水準にとどまっている。石原卓児社長は「エリア内に販売力のある大型店がなかったのが一因。アクセスのよい梅田で、以前から物件を探していた」と話す。
梅田店は店舗面積1318平方メートル。1階に宝飾品(約2000点)、時計(約600点)、2階に衣料(レディス=約1300点、メンズ=約1500点)、バッグ・財布(1000点)をそろえる。在庫は約7000点、うち展示品は約5000点。「圧倒的に売れる」(同社)というロレックスの時計は約100本用意した。
想定する顧客は35歳以上の女性。男女比で3対7を見込む。石原社長は「200万円台の高額品がよく売れた2~3年前に比べ、現在は10万円台が売れ筋。買い取り中心の小型店を大型店に切り替えて、業績回復につなげたい」と話す。
営業時間は11時~20時。第1・3水曜定休。