阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階で11月10日、全国の和菓子店100店以上を集めたイベント「時をかける『あん』」が始まった。
同イベントは昨年に次ぎ2回目。老舗店の名物あん菓子をはじめ、マスカルポーネチーズや糀(こうじ)など、異色の組み合わせの「進化系あん」を使った菓子が並ぶ。創業100年以上の店舗の中から、どらやきのみを20種類集めた「百年老舗の名物どらやき」コーナーも設ける。
愛知「両口屋是清」が阪急うめだ本店限定で展開する「時をかけるあん」(1竿10センチ、972円)は、四季をイメージした、鮮やかな色合いの和菓子。いちご、ホワイトチョコレート、スポンジ生地とあんが層になっている。同店広報担当の中嶋克博さんは「創業から380年以上の歴史があるが、今回が新しいチャレンジ」と話す。
京都「鶴屋吉信」の「イロイロ最中」は、「たね」と「あん」をそれぞれ選ぶことができる商品。「たね」は、クリ、ふくろう、モミジ、うさぎの4種類(以上、195円)と小サイズの長方形(184円) の計5種類、あんは「丹波大納言小豆×マスカルポーネチーズ」芋の栽培から自社で行った「さつま芋あんあやこまち」「さつま芋あんむらさきむすめ」の3種類で、その場であんを詰めて提供する。
同イベントの広報野坂美香さんは「あんはヘルシーな食材という印象から、女性だけでなく男性からの人気も高い。テーマを『あん』に絞ったものは珍しいので、今後名物イベントになれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで。最終日は18時まで)。今月17日まで。