梅田・曾根崎のコミック・同人誌店「とらのあな梅田店」が6月25日、近隣ビルに移転オープンする。客層を広げる狙いから入店制限をやめ、全年齢向けに改装する。
梅田店は「とらのあな」全21店で唯一、成人向け商品に特化した「18禁店舗」。2004年5月に開店し、店舗の構造上、大阪市の条例で入店に年齢制限を設けていた。
リニューアルでは、従来扱ってきたコミック、同人誌、CD・DVD、パソコンゲーム、玩具などを全面的に拡充。少女マンガやBLものといった商材も新たに加え、女性客の取り込みも狙う。サブカルチャーに興味を持つ女性は全国的に増加傾向にあり、「現梅田店ではほとんどが男性客だが、他店では男女比が6対4まで伸びている」(同社広報)という。
移転先は、現在地と同じ曾根崎2丁目内の曾根崎センタービル3階。旧居酒屋「土間土間」の跡地に出店する。売り場面積は現在の231平方メートルから297.5平方メートルに約1.2倍拡大。商品点数は現在の約2万3000点から約3万点に増える予定。
営業時間は、月曜~金曜=12時~22時、土曜・日曜・祝日=10時~21時。現店舗の営業は6月19日まで。