阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階祝祭広場に3月30日、高さ6メートルの彼岸桜が実物で登場、来店客を驚かせた。
花見文化を紹介し、大人の女性に花見気分を味わってもらうのが目的。桜の中でも開花時期が早い彼岸桜はすでに満開。桜の木の周辺には床几台(しょうぎだい)や野点坂などを設置した。桜の下で「三色団子」「桜餅」などのスイーツや、日本茶、ミニサイズの弁当を楽しめる。
18時からは、祝祭広場の照明を落とし、天井からつるしたミラーボールを点灯。ピンク色と白色に照らされた桜の花びらが夜空を舞う幻想的な演出で、一味違った夜桜を見物できる。
会場では、江戸時代に都市部の庶民に定着したという花見文化の歴史をパネルで紹介するコーナーや、日本酒カクテルを楽しめるスタンドバーも登場。「お家花見」をテーマにしたテーブルコーディネートを提案するコーナーや、切桜や漆器の販売も。歌人・天野慶さんによって選ばれた「桜」をテーマにした名作短歌と、一般募集から選ばれた短歌も合わせて全50首展示する。
祝祭広場担当の野坂美香さんは「天候を気にせず、桜を見ながら和菓子や日本酒を楽しめる空間に仕上がっている。ぜひ足を運んでいただき、春を満喫していただけたら」と話す。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時)。4月4日まで。