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西梅田の仮囲いがギャラリーに 大阪モード学園がアート作品展示

大阪モード学園グラフィック学科の学生たち

大阪モード学園グラフィック学科の学生たち

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 西梅田にある大弘ビル(大阪市北区梅田3)の仮囲いに12月21日、大阪モード学園の学生たちが描いたアート6作品が飾られ、工事現場の硬質な雰囲気を和らげている。

シャボン玉をモチーフにした田川瀬怜菜さんの作品

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 ビルは来年9月までに解体予定で、現在は仮囲いがされている。今年10月に、ビル管理者の大阪ターミナルビルから隣地の大阪モード学園に「アートで道行く人を楽しませたい」と打診があり、同学園が快諾した。

 制作したのは、同学園グラフィック学科の2年生。「西梅田地区の未来に向けた発展」をテーマに11作品を作り、大阪ターミナルビルが景観や見栄えを考慮して6作品を選定した。大きさは全て幅1メートル80センチ、高さ2メートル40センチ。各作品を3枚ずつ複製し、表通り側と側道側に計18枚を展示している。

 グラフィックデザイン専攻の田川瀬怜菜さん(18)は、少女のシルエットが吹くシャボン玉に、若葉や音符、惑星が包まれて浮かぶ作品を制作した。「日本は平和でも、他国は違う。環境問題もある。エコや音楽で世界をつなぎ、希望を宇宙に飛ばしていく、というイメージで描いた」と田川さん。「道行く人に、自分のアートでポジティブな気持ちになってほしい」とも。

 作品は、来年8月まで掲示される予定。

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