秋も深まった11月19日・20日、梅田各地で冬の夜を彩る風物詩、イルミネーションの点灯式が行われた。
阪急うめだ本店前の南北コンコースでは19日、イルミネーション「0号線のPLATFORM」が始まった。約34メートルにわたって頭上を約10万球のLED電球で装飾し、光の列柱や時計の歯車などで過去に存在した旧阪急梅田駅を表現した。
同店広報担当の小林達彦さんは「ほっこりとハートフルな時間を提供したい」と話す。点灯時間は10時~24時。12月25日まで。
梅田スカイビル(大阪市北区大淀中1)では20日、「ドイツ・クリスマスマーケット大阪2015」の開催に合わせて、クリスマスツリーの点灯式が行われた。
冒頭、神戸ドイツ学院・ヨーロピアンスクールの子どもたちがクリスマスキャロルを英語、日本語、ドイツ語の3カ国語で合唱。続けて高さ約27メートルのツリーに無数の光がともると、観客から「わあっ」と歓声が上がった。
会場は全体がオレンジ色を中心に暖色系の電球20万球以上で彩られ、設営されたドイツ式の木製小屋「ヒュッテ」から辺りに焼きソーセージやバウムクーヘン、揚げドーナツの香りが漂っていた。
積水ハウス梅田オペレーションの企画広報、高瀬奈々さんは「本格ドイツ料理のブースやフードコートも初登場した。ツリーを見ながらゆっくりと時間を過ごして」と話す。ツリー点灯時間は17時~22時30分(12月19日~25日は24時まで)。12月25日まで。
ディアモール大阪(大阪市北区梅田1)のファッショナブルストリートでも同日、クリスマスツリーの点灯イベントが開催された。カウントダウンの後にツリーの真上から舞ったのは泡でできた「粉雪」。上階に置いたマシンから放出されたもので、騒々しい地下街の一角に幻想的な光景が生まれた。降雪は期間中13時5分、15時5分、17時5分、19時5分、21時5分に実施する。ツリー点灯時間は9時~23時。12月25日まで。