大阪駅で開催中のイベント「フラワーアートミュージアム 2015」に10月11日、英国近衛軍楽隊が来場し、演奏とパレードを披露する。
大阪駅5階の「時空(とき)の広場」では現在、2012年に建築家・安藤忠雄さんの発案で始まった大きな花壇で花畑を作るイベントを開催中。花壇21区画に、ジニアやマリーゴールド、バラ、コスモス、サルビアなど約50種類・約2万株を植え、道行く人々を楽しませている。今年で4回目で、前回は約27万人が来場した。
英国近衛軍楽隊は期間中、一日限りのゲストとして招かれ、同イベントに花を添える。来場するのは、バッキンガム宮殿を守る「英国陸軍近衛連隊」に所属する吹奏楽団9隊のうち、最優秀と称される「コールドストリーム・ガーズ・バンド」。近衛軍楽隊とスコットランド近衛連隊バグパイプ兵の約40人が熊皮の帽子と深紅の礼装をまとい、広場の金時計と銀時計の間をパレードする。
パレードと演奏は13時~13時30分、15時~15時30分、17時~17時30分の3回。「アメイジング・グレイス」「威風堂々」のほか、ザ・ビートルズや映画「007」の楽曲など6~8曲を演奏する(曲目は各回で異なる)。イングリッシュガーデンをイメージした庭園内では衛兵交代のパフォーマンスも披露する予定。演奏のみ、14時~14時15分にノースゲートビル11階「風の広場」、16時~16時15分にサウスゲートビル1階「南ゲート広場」でも実施する。
大阪ターミナルビルの井上浩一社長は「巨大で近代的な花と緑の織り成す美しい空間を、昨年以上にたくさんの人たちに楽しんでもらいたい」と話す。
観覧無料。多数の来場者が予想されるため、状況により入場制限を掛ける。「フラワーアートミュージアム」の展示時間は8時~23時30分(最終日は20時まで)。今月19日まで。