梅田で3月21日、男性が家事や育児などを体験して学べる「イクメン大学」の卒業式が行われた。
イクメン大学は「人生を楽しみ、女性に求められる男子力を磨く場所」と位置付け、「コミュニケーション」「おもてなし力」「マネジメント力」「ボクシング」「育児」の5つの男子力を身に付ける「FIVE UP!プログラム」を各専門講師による講義として提供。これから育児をする男性らを対象とし、結婚や育児に対して自信を付け、前向きになり、家族を支えていってもらうことを目的に、同大学の学長である秋山剛さんが企画した。修了者にはイクメン大学が認定する民間資格「イクメン士」の認定証を発行する。
卒業式では、秋山学長のあいさつ、卒業証とイクメン士認定証の授与、卒業生のあいさつが行われた。秋山学長は授業を通して「徐々に自信がついてきている表情、優しい笑顔と、表情が変わっていった」と振り返り、「相手の立場に立ち、思いやりを持つことが一番大切。ここからの生活、思いやりを持って生活し、幸せがたくさんあることを心から願っている」と呼び掛けた。
イクメン士となった参加者は「自信も付いたので、学んだこと生かして、結婚目指して頑張りたい」「本当の幸せをつかめるのではないかと実感してきた。結婚に向かってワクワクしている」と話す。妊婦体験をした参加者は「女性はほんまにすごい。思っている以上に重くて、ゴロゴロしている女性の気持ちが分かった」とも。
卒業式後、特別セミナーとしてメンズファッションコンシェルジュによる「外見魅力UP」を実施。第一印象がなぜ大事なのか、「信頼のある茶色」「フレンドリーに見せる黄色」など色を使い戦略的に外見をアップさせる方法などを学んだ。来期は、この「外見魅力UP」の「ファッション」を加えた「SIX UP!プログラム」を導入するという。
授業は隔週日曜に開催し、1回2時間、全12回のプログラム。会場は梅田阪急ビルオフィスタワー会議室(角田町)やライザースポーツボクシングジム(豊中市)など。学費は10万円。