JR西日本とJR西日本SC開発が1月19日、大阪ステーションシティ・ノースゲートビルディング（大阪市北区梅田3）内の西館商業施設「LUCUA 1100（ルクアイーレ)」を4月2日に開業すると発表した。

2階「マックス ブレナー チョコレート バー」

　地下2階～地上10階で構成する同館は、150の専門店と8つの「isetan」ショップが集まる新しいタイプの商業施設で、全国初27店、西日本初34店、関西初10店、大阪初11店を含む158店舗が出店。店舗面積は約3万3000平方メートル。「まじわり、はじまり、LUCUA 1100」を開業コンセプトに、「さまざまな交わりや見たことのない組み合わせとして、百貨店とファストファッション、名店と地下バルなど、ギャップのあるものや対称となるものを上手にマリアージュすることを提案していきたい」と、JR西日本SC開発の山口正人社長。

　「バル&Foods」フロアの地下2階は、女子会などでも気軽に利用できる飲食ゾーンとして「バルチカ」とネーミング。大阪・空堀商店街で行列のできるカレー店「旧ヤム邸」の新店舗で食堂車をイメージした「旧ヤム鉄道」や、具材に合わせた30種類以上のソースでフレンチおでんが1品140円から楽しめる「赤白（こうはく）」、天満市場発祥のメキシコ屋台の鶏料理「墨国回転鶏料理」など9店が出店する。

　地下1階は、シューズ&バック、アクセサリーフロアで、フロア内には「イセタンシューズ&バッグス」、「イセタン　アクセサリ－ズ」の2つの「isetan」ショップが登場。飲食では、ニューヨークの朝食の女王と評され、エッグベネディクトやフレンチトーストなどを提供する「サラべス」が西日本初出店。

　メーンエントランスフロアの2階は、「アーバンリサーチ」が食に関する商品をセレクトする「タイニーガーデンフーズ　アーバンリサーチ」や、大人の女性向け「Kiki&Lala」新コンセプトショップ「キキ&ララ～ゆめ星雲　おもいやり星」、中川政七商店が発信する日本の土産ショップ「日本市」、行列が絶えないチョコレートブランド「マックス　ブレナー　チョコレートバー」など全国初、西日本初、梅田初のショップが多数出店する。

　3階は「レディス・メンズ　～モード&エレガンスフロア～」で、英国ブランド「トラディショナル　ウェザーウェア」や「ラブ　モスキーノ」が西日本初出店。4階は、伊勢丹新宿店と連動するファッション・ライフスタイルフロアで構成する。5階は「レデイス・メンズ～エレガンス&カジュアルフロア～」で、旬のグローバルトレンドからクリエーターズ系までバリエーション豊かなショップをそろえ、6階は、10代後半～20代前半の男女、ファミリーに向けて、「フォーエバー21」や「コロニー　2139」など、ファストファッションを中心に構成する。

　ライフスタイル雑貨をそろえる7階には、木製デザイン雑貨「ハコアダイレクトストア」や、北欧雑貨店「フライングタイガー　コペンハーゲン」などが出店。8階は、「イセタン　メンズスタイル」などメンズファッションや雑貨を展開。9階には「梅田　蔦屋書店」が5月上旬にオープン予定。

　10階の「ルクアダイニング」には、ニューヨークのトレンドフードとクラフトビールを提案する「レストラン&カフェ　グッド・プロヴィジョン」や、4月下旬オープン予定の「ウルフギャング・ステーキハウス　byウルフギャング・ズウィナー」など20店舗が出店。

　同館の開業に先駆け2月25日には、東館「LUCUA」に7店舗が新規出店するほか、4月2日には地下1階にシアトル発のポップコーン専門店「ククルザ　ポップコーン」が出店する予定。