12月17日にリニューアルオープンする滋賀県守山市の商業施設「ピエリ守山」(守山市今浜町)の公式キャラクター・アユが5日、大阪駅前交差点近くに出没した。
2008年に約200店舗のテナントで開業した同施設は、テナントが次々と撤退し、今年2月の休館前には3店舗で営業。来店客がおらず閑散とした館内でも照明は明るく、エスカレーターなども動いていたため、「明るい廃墟」としてネット上で話題になった。
リニューアルのため2月に休館したが、今年9月には12月にリニューアルオープンすると発表。H&M、ZARA、Bershka、Stradivarius、GAP、OLD NAVYなど外資系ファストファッションブランドを核とし、琵琶湖湖岸の立地をいかしてバーベキュースペース付きのフットサルコートやアスレチック施設などの付帯施設を備えた施設としてリニューアルする。
10月には、同施設の公式キャラクター「ナズマ」と「アユ」がツイッターアカウントの運用を開始。「新しい施設には新しいキャラクターが誕生するのでは。このままでは廃キャラになってしまう」と、「脱・廃キャラ活動」として同施設をアピールする。公式情報を発信する「ナズマ」には現時点でフォロワー1,681人、「女子のリアルなマインド」を発信する「アユ」には4,564人のフォロワーがおり、発言が注目されている。
5日には、「もう廃墟とは言わせない。」と書かれた紙が入った直筆サイン入りのポケットティッシュを配布し、リニューアルオープンをアピール。18時からの梅田での配布をツイッター上で告知していたこともあり、「サイン入りください」と近づく人や記念撮影を求める人などがアユを取り囲んでいた。梅田到着後にはツイッターで、「着いたけど都会すぎてどんびきよ~!(原文ママ)」などと投稿している。