阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階祝祭広場で8月20日、「蜷川実花写真展 TOKYO INNOCENCE(トーキョーイノセンス)」が始まった。
秋ファッションの立ち上がりに合わせ、高感度層と新しいカルチャーに興味のある層の集客を狙い企画した同展。2013年に発行した写真家・蜷川実花さんの写真集「TOKYO INNOCENCE」の初の写真展として開く。
被写体は、ドラァグクィーンのMONDOさん、オナン・スペルマーメイドさん、アイドル・でんぱ組.inc、コスプレイヤー、ビジュアル系バンド、女装家など、サブカルチャーシーンで活躍する人々で、蜷川さんが独自の視点でピックアップ。放射線状に立てたパネルは、「あえて順路を作らず自由に見ていただきたい」と意図したもので、写真集「TOKYO INNOCENCE」に収録されているものを中心に、現在も撮りためている写真を含め63点を展示する。
「今、東京のサブカルチャー文化が海外から注目を集めていて、蜷川さんの視点で劇場空間を作り上げている」と、マーケティング4部の野坂美香さん。「2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事にも就任され、蜷川さんが新しい日本の文化を発信する新しい役割を担うのでは」と話す。
「いろんなジャンルのコアな人が被写体になっているので、新しい奥深い世界を知ることができる。いろんな文化の要素が入っているの刺激を受けてもらえるのでは」と来場を呼び掛ける。
営業時間は、10時~20時(金曜、土曜は21時まで、最終日は18時終了)。観覧無料。9月9日まで。